赤ちゃんに完全母乳ではなくミルクを併用するメリット

赤ちゃんを完全母乳で育てている方もいれば、混合授乳(母乳とミルクの併用)やミルクのみで育てているご家庭もあります。そろぞれのご家庭によって様々な意見があり、この方法でないとダメだということはありません。母乳が出るのであれば、栄養素や母とのスキンシップ等の観点からも与えたほうがよいですし、出ないのであればミルクで育てるしかありません。

母乳が出るという方でも、完全母乳派と混合授乳派のご家庭があります。完全母乳を推奨されている方も多いですが、とあるアンケートでは、混合授乳(母乳とミルクの併用)の家庭が43%、完全母乳の家庭が40%と、わずかですが混合授乳の家庭のほうが上回っています。

では母乳とミルクを併用するメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。ここからは混合授乳のメリットについて具体的に紹介していきます。

混合授乳(母乳とミルクの併用)のメリット

足りない分の栄養を補える

確かに母乳は栄養バランスがよく、抗菌・抗炎症物質、免疫物質も受け取れるので、病気やアレルギーに対する免疫力もつけることができます。これは、完全母乳を推量される方がその理由として挙げていることが多いです。

しかし、いくら栄養バランスが素晴らしくても、母乳の量が少なければ、赤ちゃんに栄養が足りているとはいえません。特に産後間もないママさんであれば、赤ちゃんに必要な基礎代謝量(1日50kcal/kg)の半分以下の母乳しか分泌できないといわれています。

生まれたばかりの赤ちゃんに栄養が不足すると、重症黄疸(高ビリルビン血症)を引き起こし、脳性麻痺や聴覚障害を起こすリスクが高くなってしまいます。また母乳にはビタミンDが少なく、このビタミンD不足することで、くる病(足の骨などが曲がって変形してしまう病気)が発生しやすくなるともいわれています。

ミルクを併用することで、赤ちゃんに足りない栄養を補えるので、私は混合授乳をオススメしています。赤ちゃんの健康を考えるのであれば、完全母乳にこだわる必要は何もありません。

母乳が出なくなったときに対応できる

今母乳が出ていたとしても、それがずっと続くとは限りません。体質やストレスなどによって母乳が出なくなることもあります。初めからミルクと併用していれば問題ありませんが、母乳のみで育てていた場合、突然ミルクをあげても嫌がって飲んでくれないことが多いです。

もしものときに備えるという意味でも、母乳だけでなくミルクと併用することは大切です。

他の人に預かってもらいやすくなる

ママが休憩したいときや病気などの緊急事態が起こったときに、ミルクが飲める赤ちゃんであれば、他の人(祖父母やシッターさん等)に預かってもらいやすくなります。日常生活でパパに授乳をしてもらうことだってできます。母親だけでなく周りの人と小さいときから授乳を通じてコミュニケーションを取ることで、明るくて初対面でも動じない子供に育つという意見もあるようです。

何より3時間おき(完全母乳はもっと短い)に授乳をしなければいけないママさんにとって、赤ちゃんを見てもらうことで睡眠時間を確保できることが一番です。赤ちゃんを育てるのに、母親が体調を崩してしまってはどうしようもありませんので。

卒乳・断乳がスムーズになる

混合授乳で赤ちゃんを育てた場合、母乳だけではなく哺乳びんにも慣れているので、卒乳・断乳がスムーズにいくことが多いといわれています。我が家も2人の赤ちゃんを混合授乳で育てましたが、卒乳・断乳はいたってスムーズで何も問題ありませんでした。

卒乳・断乳の時期に合わせて、あげる母乳の量を減らし、ミルク(フォローアップミルク)の量を増やしていくことで、順調に進めることができるようになると思います。

ママが精神的に楽になれる

完全母乳という偏った方向にとらわれることがなくなるので、精神的にずいぶん楽になります。ママが精神的に安定すると、そのことが赤ちゃんにも伝わるので育児しやすくなりますし、家庭全体が明るく穏やかになります。

「ミルクと併用しても大丈夫なんだ」「完全母乳でなくてもいいんだ」とママ自身が納得することが大切です。

ミルクを併用することは何も悪いことではない

ネット上の情報などでは、完全母乳じゃなきゃダメ!なんて極端な意見を述べているサイトもあるので、混合授乳に対して不安に思うママさんも多いかもしれません。

しかし完全母乳を推奨しているサイトは、母乳外来だったり、母乳育児のための機関が多いです。機関が行うサービスに関わる部分なので、何としても母乳を推奨しなければいけないのです。

実際には完全母乳にこだわる必要はありません。現状でも一番多いのは混合授乳の家庭です。私が赤ちゃんのときも混合授乳で育てたと母親から聞きましたが、それによって今まで生活で困ったことはありませんでしたし、今では赤ちゃんも授かり幸せな毎日を送れています。

もしミルクを足すことに何か罪悪感のようなものを感じてるのであれば、全くその必要はありません。ミルクを併用することで足りない栄養を補えるのです。一番大切なことは赤ちゃんが健康に育つことなのですから。

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